近年本は耳で聴ける時代になりました。
本を聴くというのは実は多くのメリットが存在します。
- 目を閉じても読書ができる
- 通勤、家事、退屈な作業などの様々な場面で”ながら読書”ができる
- 本を読むより速く聴ける(速聴)
- 本が苦手な人でも聴ける
私のように本を読むとすぐ目が疲れたり、つい時間がかかってしまう人にとっては「オーディオブック」というのはとてもありがたい存在になりました。
紙の本を1冊読むのに4時間かかっていたのに対して、オーディオブックの倍速機能を用いることで80分で1冊を聴き終えることができるようになったのです。
160分も時間に余裕ができるといろんなことができますよね。
しかも散歩や筋トレ、目を閉じるといった「ながら」で本が聴けるのは本当に時代の進歩を感じます。
そんな素晴らしい「オーディオブック」ですがいくつかのサービスがあります。
中でもダントツな規模なのが以下の2つです。
- Amazonが提供する「Audible」
- オトバンクが提供する「audiobook.jp」
今回はこの2つを比較していきます。
ということで本記事は以下のような内容で解説していきます。
- audibleについて紹介
- audiobook.jpについて紹介
- audibleとaudiobook.jpの比較
- audibleとaudiobookのどっちを利用すべきか
順に解説していきます。
audible(オーディブル)について詳しく解説
まずはaudibleについて詳しく解説していきます。
audibleはAmazonが提供するオーディオブックサービスです。
基本的に単本購入制となっており、読み放題機能はありません。
基本的には本を1つずつ購入することで聴くことができるという仕様です。
audibleの会員と非会員の違いとコイン制を解説
audibleは非会員でも利用することができます。
会員と非会員の違いについては以下の表を御覧ください。
audible | 非会員 | 会員 |
料金(月額) |
無料 |
1500円 |
毎月コイン支給数 |
0 |
1 |
コイン返品 |
不可 |
可能 |
本購入割引 | 0%OFF | 30%OFF |
コインは「本1冊の引換券」です。(どの値段の本でもコイン1つで購入可能)
コイン返品とは、コインを使用して買った本を”聴いた後でも”返却することでコインを返却してもらうことができるというシステムです。
コイン返品は3〜6回程度まで自操作で行うことができ、それ以降はサポートセンターから行うことができます。(正確な回数は定まっていないようです)
言い方を変えると1つのコインで、同時には読めないものの複数の本を聴くことができるということになります。
audibleの本の数と本の種類
audibleは現時点で日本書が10,625冊、洋書345,218冊あります。
※現時点 : 2018年12月3日
以下が本のジャンルになります。
ビジネス書、自己啓発本からストーリー小説・ライトノベル等まで様々な本があります。
※画像クリックでそのページに飛ぶことが出来ます。
勉強するための本から、楽しむ本まで、数多くのジャンルが存在していることが分かると思います。
audibleの倍速機能
audibleは再生速度を0.5倍〜3.5倍にすることができます。
オーディオブックの必須機能ですね。
audibleのスリープタイマー機能
audibleにはスリープタイマー機能があり、寝る前にタイマーを設定しておくことができます。
朗読を聴きながら寝てしまうと、「どこまで聴いたか分からない」といったことが起こり得るので、寝落ちをしてしまう人にとっては便利な機能です。
オフ、8分、15分、30分、45分、60分、章の終わり
以上から設定することができます。
audibleは会員制になる必要があるか?
先程audibleの会員と非会員について紹介しましたが会員になる必要があるか否かに答えていきます。
再度比較表を御覧ください。
audible | 非会員 | 会員 |
料金(月額) |
無料 |
1500円 |
毎月コイン支給数 |
0 |
1 |
コイン返品 |
不可 |
可能 |
本購入割引 | 0%OFF | 30%OFF |
「気に入った本1冊をひたすらループして頭にその人の思考をインプットしたい」
このように思っている方は会員を継続する必要はないでしょう。
無料体験時にコインが1つ貰えるので、それで1冊の良書を選んで購入したら解約してゆっくり聴き込むという流れでも良いでしょう。
解約後も購入した本は聴くことができますからね。
反対に
「1冊だけじゃ退屈。できるだけ色んな本を読みたい」
という方は、継続して利用するのも良いでしょう。
毎月コインが1つ貰えるので、1500円以上の本を購入する場合にはお得になりますし、たくさん本を購入する方にとっては1冊30%OFFは大きいですからね。
まずは無料体験で試してみると良いでしょう。
audiobook.jpについて詳しく解説
続いてaudiobook.jpについて解説していきます。
「audiobook.jp」はオトバンクが提供するオーディオブックサービスです。
こちらは単本購入制と聴き放題機能のどちらも存在します。
audiobook.jpの料金形態を詳しく解説
audiobook.jpの料金形態を表にまとめます。
audiobook.jp | 税抜き料金(月額) | 毎月支給ポイント |
無料会員 | 0円 | 0pt |
聴き放題(30日無料あり) | 750円 | 0pt |
月額会員300 | 300円 | 350pt(26ptお得) |
月額会員500 | 500円 | 600pt(60ptお得) |
月額会員1000 | 1,000円 | 1,200pt(120ptお得) |
月額会員2000 | 2,000円 | 2,400pt(240ptお得) |
月額会員5000 | 5,000円 | 6,300pt(900ptお得) |
月額会員10000 | 10,000円 | 13,000pt(2200ptお得) |
月額会員20000 | 20,000円 | 27,000pt(5400ptお得) |
月額会員30000 | 30,000円 | 40,500pt(8100ptお得) |
月額会員になると即日にポイントが付与されます。
1pt=1円なので、高い会員になればなるほどお得ということですね。
本を多く聴きたい人にとってはありがたい仕様です。
audiobook.jpの聴き放題(月額750円)の対象の本
audiobookのの聴き放題について少し解説していきます。
聴き放題プランに入ることで、一部対象の本を無料で聴くことができます。
対象の本はアプリをインストールしないと見れないので、一部私が取ったスクショをご覧ください。
全て対象の本です。
※紹介している本は聴き放題の一部でしかありません。
月額750円でこれだけ聴けるのはかなり満足度が高いのでは?と思っています。
audiobook.jpその他単本購入の本
読み放題の対象外のものは、単本購入制となっています。
本の数は23000冊以上となっており、audibleの日本書と比べると2倍以上の本がラインナップされていることがわかります。
対象の本は公式サイトで確認することができます。
印象としては、ビジネス書や自己啓発本などが充実しています。
「見聞を広めたい」
と思っている人には十分のコンテンツ量でしょう。
audiobook.jpの倍速機能
audibobook.jpは再生速度を0.5〜4倍まで変更することができます。
4倍速まで加速させることができるのは、現状このサービスだけのような気もします。
ちなみに慣れると4倍速で本の内容を把握することが出来るそうです。
(私は3倍で限界でした)
audiobook.jpのスリープタイマー機能
audiobookにもスリープタイマー機能が存在します。
オフ、5分、10分、20分、30分、40分、50分、60分、チャプターの終わり
以上から設定することが出来ます。
audiobook.jpを利用する場合、読み放題と月額会員のどっちが良いか
読み放題と月額会員ですが、まずはじめは読み放題プランの利用をおすすめします。
読み放題プランの中には、人気な本、面白い本がたくさんあるので十分に満足できるレベルです。
耳で聴けることから、慣れれば1日1,2冊は読めるようになるので750円でかなり量の読書ができるはずです。
また30日の無料体験ができるので、その期間内だけでも大量の本が聴けるでしょう。
そして月額会員の方は、現状あまり魅力を感じていないのが私の正直な感想です。
その理由はツイートにもしたのですが、会員で居続けることのメリットがあまりないからです。
・会員であり続けることのメリット
・会員限定のサービス
これらがあるなら会員であり続けようと思うかもしれないけど現状ポイント付与だけが会員のメリットで、それも即日付与なら、会員で”居続ける意味”がない気がするのよね https://t.co/CCwtdW9YiS
— かつみん@リライト戦士なう (@katsumin_free) 2018年12月3日
ポイントが即日付与なので、3万の月額プランに入って4万ptもらったら解約、そしてその4万をゆっくり使うみたいな流れができてしまうので、月額制にする意味があったのかな?というのが正直なところです。
ちなみにポイントはもらってから6ヶ月以内に消費しないと、使えなくなってしまうので注意が必要です。
そういうこともあり聴きたいタイトルが明確であるならが、月額制に入ってポイントをもらって購入するのが良いですが、
「とりあえずなにかオーディオブックを聴きたい」
という方は聴き放題プランから試してみるのがベストですね。
オーディオブックサービス「Audible」と「audiobook」の比較
さてここまで「audible」と「audiobook.jp」について解説してきました。
「結局どっちが良いの?」
と思ってる方もいるでしょう。
ここからは以下の2点を紹介していきます。
- audibleとaudiobookの比較表
- 結局どっちのサービスを使うべきか
audibleとaudiobookの比較表
2つの違いを簡単に表にします。
audible |
audiobook.jp![]() |
|
料金 | 0円or月額1500円 | 0円〜月額3万円 |
コイン制 | あり | なし |
読み放題機能 | なし | 月額750円 |
本の数 | 約10,000 | 約23,000冊 (読み放題は一部本) |
再生速度 | 0.5倍〜3.5倍 | 0.5倍〜4倍 |
スリープタイマー | 可能 | 可能 |
アプリ使用感 | ◎ | ○ |
オフライン視聴 | 可能 | 可能 |
「結局どっちのサービスを使うべきなのか」
聴きたい本があるサービスを利用するのがベスト
ここまでサービス内容について紹介しておいてなんですが、結局のところ
「聴きたい本があるサービスを利用する」
というのがベストです。
というのもそもそも”聴く”という行為がメインなので、サービスというよりは、聴く本が重要になります。
どちらで聞いても、本の内容は変わりませんからね。
サービスによって取り扱っている本が異なるので、それについては先に説明した通りの方法で確認することができます。
同じ本でもサービスによって料金が異なる
また、どちらのサービスでも扱っている本はサービスによって料金が異なる場合があります。
そして、コイン制を導入しているaudibleの方が設定金額が割高の場合が多いです。
以下の画像の前者はaudibleで後者がaudiobook.jpです。
元の値段が2500円と1512円なので、audiobookの方が通常価格が安いことが分かると思います
audibleは月額1500円会員で30%OFF、コイン1個普及なので、通常価格を高めに設定しているのでしょう。
しかし反対にAmazonは頻繁にセールをしているので、機会によっては上の画像のようにかなり安い値段で本を購入することができます。
自分が聴きたい本が両方にラインナップされている場合は、双方の値段をチェックして安い方を購入するのがベストかもしれません。
幸いなことに、どちらも月額プランを継続しなくても購入した本はいつまでも読める仕様ですので。
とりあえず両方試してみるのがおすすめ
どちらのサービスにも、そのサービスにしかない本があります。
そしてありがたいことに両方のサービスは1ヶ月間の無料体験があります。
audibleであれば、無料体験でコインを1個支給されて、それを使い回すことで沢山の本が読めます。
audiobook.jpであれば、読み放題プランを無料体験することで、対象の本がたくさん読めます。
どちらも30日間の無料体験ができるので、1ヶ月ずつと分けて利用するのが良いでしょう。
合計2ヶ月無料体験を利用した後に、自分が聴きたい本がラインナップされているサービスを利用する、というのがベストな方法です。
まずは気になったサービスから無料で利用してみると良いでしょう。
まとめ
今回はオーディオブックの2大サービス「audible」と「audiobook.jp」を比較しました。
結局どのサービスを使うかより、どの本を読むかが重要なので本で選ぶのが良いですね!
オーディオブックは速聴ができるので、いつも読書に時間をかけていた人も短時間で本を聴き終えることができます。
本1冊読むのに何時間もかかってしまう人は一度オーディオブックで2〜3倍速で聴いてみてください。
結構聴けるし、内容も入る、そして時短にもなるので本当に良いものです。
ながら作業でも聴けるのでほんとに便利!
まずは無料体験から始めてみてくださいね。