今回紹介する漫画『ちひろさん』は安田弘之先生が書いたものです。
この先生の有名なもので1998年よりドラマ化された『ショムニ』という作品がありますが、これについての説明はここでは省きます。
今回はこの『ちひろさん』を読んで
「なにこれめちゃくちゃ面白い!!」
ってなったのでレビュー記事をネタバレなしで書いていきます。
マジで面白いし考えさせられるので是非読んでください!!
ストーリーを紹介
この物語の主人公は元風俗嬢のちひろさんです。
ちひろという名前は風俗嬢としての源氏名なんですが、それを隠そうとせずに
「あ、”ちひろ”でいいですよ」
と、面接終了後に言うようなそんな人です。
基本的に明るく社交的なちひろさんですが、その実闇を抱えていたりします。
固定概念を嫌うので、それを押し付けられたりすると、すごい嫌悪感を示すのです。
そんなちひろさんが、いたずらっ子や家庭で問題を抱えてる少女を始めとしたいろんな人に影響を与えていく、そんなほっこり心温まる物語となっています。
この本の良さ
とにかく考えさせられる
この本の中では、本当はしてはいけないことをやっていたりします。
そういう場面でなぜそうしたのか、この時どういう気持だったのか、そういったことを考えさせられるそんな本です。
社会の当たり前に縛られる人に影響を与える
この本では「社会の当たり前」に縛られている人がたくさんでてきます。
女性の独り身は本当に寂しいのか、家庭で当たり前は本当に当たり前なのか、そういった世間での当たり前をちひろさんがことごとくぶち壊してくれます。
なぜそう決めつけるのか、人にはそれぞれの感情がある。自分がどう思おうが人にそれを押し付けてはいけない。
そういったことを考えさせられます。
既になんらかの固定概念を持っている人には絶対に読んでほしい本です。
あらすじも良い
本の終わりにあらすじがちょこっとあるんですが、それがまた素晴らしい。
『ちひろさん』のストーリーについてだったり、世間への投げかけだったり。
ふとした著者のコメントにぐっとくること間違いなしです。
まとめ
さて今回は『ちひろさん』について紹介しました。
こんなに心に響いたマンガは初めてです。
数ページ読んだだけでこの本の虜になってしまいましたからね・・・。
私自身ビジネス書を頻繁に読んだりするんですが、ビジネス書を読む前にコレ読んどけ!っていいたくなるような、そんな作品です。
是非読んでみてください。