- 多動力って何?
- 多動力=マルチタスクって色んな所で書いてあるけどそうなの?
- マルチタスクって効率悪いらしいけど?
本記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
ちなみに多動力はホリエモンのベストセラー本のタイトルでもあり、おそらくホリエモンの造語です。
そして私は、多動力≠マルチタスクと思っています。
そこで今回は
- 多動力とマルチタスクとの違い
- 多動力はシングルタスクの集合体
- マルチタスクは効率が悪い
この3点で解説していこうと思います。
多動力とマルチタスクとの違いとは?
多動力とマルチタスクは似ているようで違うと私は思っています。
まずは多動力から解説していきます。
多動力について簡単に解説
多動力は、ホリエモン著の「多動力」でこう書かれています。
「いくつもの異なることを同時にこなす力」
これだけ見るとマルチタスクと同じように捉えてしまいますが、さらに本の中でこう書かれています。
「多動力」とは異なるいくつものことに次から次へとハマる力
次から次へとハマる力、1つ1つにハマる力という意味で書かれています。
マルチタスクについて簡単に解説
マルチタスクとは複数作業を並行することを意味します。
例えば
- ご飯を食べながら仕事をする
- 音楽を聴きながら勉強をする
こういったことをマルチタスクと呼びます。
多動力はシングルタスクの集合体
多動力を簡単に言うと、シングルタスクの集合体です。
「まずは、一つのことにサルのようにハマれ」
初めからいくつものことに手を出すのではなく、まずは「なにか”一つのこと”にサルのようにハマる」ことだ -多動力59p
まずは一つのことに全力で取り組む、そして全力で取り組んだら、次のタスクへ行くことを言っています。
- マルチタスク・・・同時並行
- 多動力・・・一つずつこなして複数やる
この違いですね。
マルチタスクは効率が悪い理由
多くの人がマルチタスクをやってしまいがちですが、マルチタスクは非常に効率が悪いです。
- 5つの仕事があってリスみたいにカジカジ並行して仕事をこなしていくのがマルチタスク
- 5つの仕事があって、1つずつ終わらせていくのがシングルタスク
どちらが早く終わるかは想像しやすいと思います。
そもそも複数のことを並行してやろうとすると集中力が持ちませんからね。
このことについてはメンタリストのDaiGoさんが詳しく解説しています。(本編9分10秒あたり)
動画の内容をまとめると
- タスクを切り替える頻度の高さは生産性の低さと相関関係にある
- タスク同士は必ず干渉する
- タスクを切り替えるとどっちにも集中できないという時間が生まれる
- マルチタスクは注意が分散している状態
- マルチタスカーは外部影響を受けやすい(気が散りやすい)
そして
「1つのことに集中して1個ずつ終わらしていける環境を作ること、またはそういう環境で働くことが大事」
と語っています。
例外として、あまり思考や努力を必要としない作業はマルチタスクOKです。
例えばゲームの作業をしながら動画を見るとか、コピペをしながら音楽を聞くとか。
まとめ
今回は以下の3点を解説しました。
- 多動力とマルチタスクとの違い
- 多動力はシングルタスクの集合体
- マルチタスクは効率が悪い
マルチタスクをやっているかも?という人は一度見直してみてはいかがでしょうか。
マルチタスクはかなり効率が悪いですからね。
ですので、シングルタスクを複数こなしていく多動力を意識して行動すると良いですね。
くれぐれも「多動力読んだ!マルチタスクが良いらしいから今日からマルチタスクやる!」とか言わないでくださいね・・・